1. （1）ERPシステム実務（SAPジャパン寄附講座） （2）会計道場システム
ITに強い会計専門家の養成
（1）ERPシステム実務（SAPジャパン寄附講座）
（2）会計道場システム

2. ERP：Enterprise Resource Planning
企業の「人」「物」「金」「情報」の統合管理　
Enterprise
Resource
Planning 物 金 SD
販売管理 FI
財務会計 EC
経営管理
PP-PI
プロセス
生産管理 CO
管理会計 MM
在庫/購買管理 IM
投資管理 PP
生産管理/計画 TR
財務管理 統合
データベース 情報 PS
プロジェクト 管理 QM
品質管理 PM
プラント保全 WF
ワークフロー HR
人事管理
mySAP ERPの特徴
SAP技術基盤（Webアプリケーションサーバ＝ＮｅｔＷｅａｖｅｒの機能要素）上に統合ソリューションを提供
　オープンシステムをプラットフォームに採用
　人、物、金に関する情報を「統合データベース」上で管理
　多言語、多通貨、多国法規に対応
　業務プロセスを機能横断的にリアルタイム統合
（補足）
SD：Sales and Distribution 、MM：Material Management 、PP：Production and Planning
PP-PI：　PP Process Industry、QM：Quality Management、PM：Plant Management
FI：Financial、CO：Controlling、EC：Enterprise Controlling、IM：Invest Management、PS：Project System
HR：　Human Resource
WF：　Work Flow、IS：Industry Solution
注意：上記の図は代表的な機能であり、SAPはこれ以外に様々な機能を提供しています。 IS
業界別
ソリューション 人

3. ERP：経営情報の空間的整合性 仕 入 先 得 意 先 間接費管理 利益管理
生産管理プロセス
購買業務プロセス
販売業務プロセス
予測データ
仕　入　先
需要予測
得　意　先
見積依頼
購買依頼
基準生産計画
引 合
受注による出庫予定
ＭＲＰ
見 積 承認
現在庫数量
見 積
計画手配
発注による入庫予定
製造指図
購買発注
ラインへの出庫
受 注
製造からの入庫
生産管理
発注品の入庫
受注への出庫
入 荷
ＭＭ：在庫管理
出 荷
買掛金
入 庫
在庫管理
出 庫
請求書照合
請 求
倉庫管理
売掛金
在庫／入庫請求仮勘定
売上原価/商品
固定資産 AP
買掛金管理 GL
一般会計 AR
売掛金管理 財 務 会 計
売掛金/売上
入庫請求仮勘定／買掛金
支払予定 CM
資金管理
固定資産／預金 AM
固定資産管理
入金予定
満期予定 建 設 仮 勘 定
仕掛・製品・差異
給与・旅費
mySAP ERPの各コンポーネントは統合されています。これにより、企業の経営資源である「人」、「物」、
｢金」、「情報」を関連付けて、すなわち統合管理することができます。
図中の矢線は情報の流れを示します。当SAP２０コースでは情報の詳細に着目するのではなく、
各コンポーネント（人、物、金、情報の管理）が相互に連動して処理を実行する（＝統合）点に
着目してください。
採用管理
減価償却費
仕入費用 経費
材料払出
売上原価
管理会計プロセス
人事管理プロセス
人事計画
人件費予算
人材管理
間接費管理
CCA
原価ｾﾝﾀ会計 PC
原価計算
PCA
利益ｾﾝﾀ会計
利益管理
間接費
製造原価
勤怠管理
OPA
指図書別計算 PA
収益性分析
給与管理
間接費

4. ERP：経営情報の時間的整合性 ￥ 販売管理 LIS EIS 投資管理 資金管理 財務会計 生産管理／計画 在庫／購買管理 管理会計 統計
資金予測
資金管理
資金予測
支払の
取り扱い
財務会計
与信管理
与信管理
売掛金
売掛金の決済
顧客名. ABC株式会社
製品番号 4711
数量　100
日付　年/月/日
販売管理 受注 出荷 請求
生産管理／計画
在庫確認 製造 調達
在庫／購買管理
原料在庫 利益
（確定） 利益
（予定）
受注伝票が入力されると、mySAP ERPは次のような処理を、リアルタイムに次々に自動的に実行します。
　　１．　在庫確認。　在庫引当ができない場合、自社で製造している製品であれば製造依頼に
　　必要なデータを、また調達製品であれば購買処理に必要なデータを生成する
　　２．　与信限度チェック（財務会計）
　　３．　キャッシュフローの変更（資金管理）
　　４．　利益予定額の計上（管理会計）
　　５．　経営分析用の統計情報記録
　　......など。
１つのアクションが引き金となって、関連する様々な情報を更新することを 「リアルタイム統合」 と呼びます。
管理会計 原価
LIS
受注,在庫バランス
納入ﾘｰﾄﾞﾀｲﾑ分析
長滞在庫分析 統計 情報
EIS
グレード別収益
原価構成
売上/物流費

5. Why ERP for us ? 大手企業のほとんどがERP導入済み。
そのうちの多くがSAP ERPシステム。 （世界で60%強／日本国内で70%強）
重要な経営情報は全てERPシステムの中。
ERPシステムを理解していないと‥‥ まじめ（＝まとも）に会計監査ができない。 まじめ（＝まとも）に内部統制監査ができない。 まじめ（＝まとも）にコンサルティングができない。 まじめ（＝まとも）に経営企画業務ができない。

6. ERPシステム実務（SAPジャパン寄附講座）
ERPシステムのデファクトスタンダードであるSAP ERPシステムを使用。
PC教室の端末から実機にアクセスして演習。
購買管理，在庫管理，生産管理，販売管理のライン機能を業務・システム両面からカバー。
ERPシステムを前提とした内部統制の全体像と部分仕様を理解。
内部統制監査と会計監査に対応。

7. SAP ERPシステムのスクリーンサンプル
次のトランザクション、レポートを実行して内容をレビューします。
AISレポート 統制勘定照合レポート
RFDP00 ： 得意先未消込明細一覧
RFDOPR10 ： 期日超過明細残高による得意先未消込明細分析

8. 会計道場システム インターネット上に設置する双方向コミュニケーション・システム。
現役公認会計士と学生が互いに監査人とクライアントの役回りを演じながら、仮想的な監査セッション。
監査人に必要な問題発見と解決の能力を獲得。
大学院における実務教育の可能性の地平の拡大。

15. 会計研究科におけるIT教育 抽象化された学問の世界の大胆さ × 具体化された実務の世界の繊細さ ＝ （専門職大学院のみが可能な）
　　　×
具体化された実務の世界の繊細さ
　　　＝
（専門職大学院のみが可能な）
高度会計専門家の養成